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季節の俳句「春」カードset

活版印刷で綴る季節の俳句「春」 2020年3月27日から4月30日までtwitter毎日製作を発表した #活字組版で季節の俳句 を1箱にまとめました。 活版印刷とデザインの工房であり、作家であり、企画や出版部もする私たちでしか作れない、そしてこの情勢でなにかできないかと生まれた一冊です。 全て活字組版による活版印刷で、 春の句34枚、と表紙となるカード合計35枚のカードセットです。 活版印刷ならではの文字、色の美しさ、印影、 そして俳句の美しさと文字の楽しさをお届けします。 収録俳句 初桜折しも今日はよき日なり  芭蕉 春風や闘志いだきて丘に立つ  虚子 下町は雨になりけり春の雪   子規 春の夜は桜に明けてしまひけり 芭蕉 菜の花や月は東に日は西に    蕪村 春雨や 猫に踊りを 教える子  一茶 春の海ひねもすのたりのたりかな 蕪村  花の雨強くなりつつ明るさよ  虚子 たんぽぽや折々さます蝶の夢  千代女 菫ほどな小さき人に生まれたし  漱石 近道へ出てうれし野の躑躅かな  蕪村  子どもらも頭に浴びる甘茶かな   一茶 地は遠し 星に宿かれ 夕雲雀  素堂 赤い椿白い椿と落ちにけり   碧梧桐 しをるゝは何か杏子の花の色  貞徳 今年又花散る四月十二日  子規 ほろほろと山吹散るか 滝の音  芭蕉 春宵の此一刻を惜むべし  虚子 うつむけに春うちあけて藤の花 蕪村 笋のうんぷてんぷの出所かな  一茶 長閑さや早き月日を忘れたる   太祇 山路きて何やらゆかしすみれ草 芭蕉 苗床にうす日さしつゝ穀雨かな 泊雲 釣鐘にとまりてねむる胡蝶かな 蕪村 百両の石にもまけぬつつじ哉 一茶 春雨やよその燕のぬれてくる 子規 閑かさは何の心やはるのそら 千代女 古池や蛙飛びこむ水の音  芭蕉 雀の子そこのけそこのけお馬が通る 一茶 春をしむ人や榎にかくれけり 蕪村 春雨や二葉に萌ゆる茄子種 芭蕉 脇息に手を置き春を惜みけり  虚子 山吹や葉に花に葉に花に葉に 太祗 ゆく春やおもきかしらをもたげぬる  蕪村 計34句

活版印刷で綴る季節の俳句「春」 2020年3月27日から4月30日までtwitter毎日製作を発表した #活字組版で季節の俳句 を1箱にまとめました。 活版印刷とデザインの工房であり、作家であり、企画や出版部もする私たちでしか作れない、そしてこの情勢でなにかできないかと生まれた一冊です。 全て活字組版による活版印刷で、 春の句34枚、と表紙となるカード合計35枚のカードセットです。 活版印刷ならではの文字、色の美しさ、印影、 そして俳句の美しさと文字の楽しさをお届けします。 収録俳句 初桜折しも今日はよき日なり  芭蕉 春風や闘志いだきて丘に立つ  虚子 下町は雨になりけり春の雪   子規 春の夜は桜に明けてしまひけり 芭蕉 菜の花や月は東に日は西に    蕪村 春雨や 猫に踊りを 教える子  一茶 春の海ひねもすのたりのたりかな 蕪村  花の雨強くなりつつ明るさよ  虚子 たんぽぽや折々さます蝶の夢  千代女 菫ほどな小さき人に生まれたし  漱石 近道へ出てうれし野の躑躅かな  蕪村  子どもらも頭に浴びる甘茶かな   一茶 地は遠し 星に宿かれ 夕雲雀  素堂 赤い椿白い椿と落ちにけり   碧梧桐 しをるゝは何か杏子の花の色  貞徳 今年又花散る四月十二日  子規 ほろほろと山吹散るか 滝の音  芭蕉 春宵の此一刻を惜むべし  虚子 うつむけに春うちあけて藤の花 蕪村 笋のうんぷてんぷの出所かな  一茶 長閑さや早き月日を忘れたる   太祇 山路きて何やらゆかしすみれ草 芭蕉 苗床にうす日さしつゝ穀雨かな 泊雲 釣鐘にとまりてねむる胡蝶かな 蕪村 百両の石にもまけぬつつじ哉 一茶 春雨やよその燕のぬれてくる 子規 閑かさは何の心やはるのそら 千代女 古池や蛙飛びこむ水の音  芭蕉 雀の子そこのけそこのけお馬が通る 一茶 春をしむ人や榎にかくれけり 蕪村 春雨や二葉に萌ゆる茄子種 芭蕉 脇息に手を置き春を惜みけり  虚子 山吹や葉に花に葉に花に葉に 太祗 ゆく春やおもきかしらをもたげぬる  蕪村 計34句